022 C06 霹靂一閃
「なになになに!?」
「堤さん!」
「わかりません!まさか本当に博士が爆破したなんてことはないでしょうし…。」
「んー、私たちも行きます。緊急事態でしょ、戦力があった方がいい。」
「いえ、しかし…。」
「そしたら、ちょーっと寄り道させてくんないかな。さっき松浪某が言ってた仲間が来てるとしたら、トラブルに強いやつらなんだ。合流しといた方がいい。」
「うん、私は構わない。堤さん、いい?」
「ええい、もう!仕方ありません!奥に向かったら私の指示に従ってくださいね。」
「話わかるー!エントランスね?」
†
「てことで、自己紹介は後回し。とりあえず何が起きてるかを調べて対応!」
「こちらの堤さんが研究所の方なので、案内はお願いしましょう。」
「はい。どこで爆発か起きたのかも、なぜ起きたのかも何もわかりません。どんな危険があるか予想もつかないので、現場と思われる場所を見つけるまでは慌てずに一塊での行動を。セキュリティカードがないと移動がままならないので、くれぐれもお願いします。」
「ちょっとジャガー。詳しいのは後でいいから、誰をなんて呼べばいいかだけ。」
「ああ。一旦堤さん以外は全員コードで行くぜ。こっちから、アンノウン、バルミー、んでそっちがペア、ナス、でそちらのお姉さんは俺ははじめましてだ。」
「あー、そうね。コードは名付け親に聞かないとだから、彼女はとりあえずリサって呼んで。」
「とりあえずも何もそのまんまね…。」
「まあ、ここでおかしな紛らわしいあだ名がつくよりはいいでしょ。」